
- ごあいさつ

当番世話人:佐原 寿史
鹿児島大学
先端科学研究推進センター
生命科学動物実験ユニット
大動物研究推進部門 教授- 「第11回日本先進医工学ブタ研究会の開催にあたって」
- このたび「第11回日本先進医工学ブタ研究会」を明治大学グローバルフロント(東京都)にて開催できますことを、大変嬉しく存じます。開催にあたりご尽力いただいた関係各位、そして日頃より研究会を支えてくださっている会員の皆様に、心より御礼申し上げます。
- 本研究会は2013年11月の第1回大阪開催を出発点とし、ブタを研究基盤として、先進的な医工学トランスレーショナル研究の発展を目指して歩みを進めてまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響により二度の中断を経ながらも、これまでの10回を通じて多くの貴重な講演と活発な議論を重ねてまいりました。今回の第11回研究会では、これまでの成果を踏まえ、分野間の協力をさらに深めるべく、「ブタを基盤とする医工学トランスレーショナル研究の新時代 — 農学・獣医学・医学・医工学・薬理学の連携強化で拓く次の10年」をテーマに掲げました。
- これまでの研究会で行われてきたさまざまな議論は、農学・獣医学・医学・工学・薬理学といった幅広い分野の交流を促し、ブタ研究の可能性を大きく切り拓いてきました。とりわけ、初回から重要な課題として取り上げられてきた異種移植研究は、現在では実用化が期待される段階にまで発展しております。こうした歩みを通じ、本研究会の目的である「先進ブタの作出技術の普及・推進」と「研究成果の先端医療への応用」が、着実に形を成しつつあると感じております。
- 本会では、これまで当番世話人を務められた先生方をはじめ、新たにご参加いただく演者の先生方にもご登壇いただき、これまでの10年の歩みを振り返るとともに、今後の展望を共有してまいります。
- また、イブニングセミナー「第1回研究会からの挑戦と新たな展開」では、第1回で取り上げられた研究テーマを継続的かつ飛躍的に発展させ、新たな研究分野にも積極的に取り組まれている武部貴則先生にご講演いただきます。武部先生には、「器官再建への展望」と題して、世界的に高く評価される「オルガノイド」に関するご研究に加え、2024年にイグ・ノーベル賞を受賞されたユニークかつ先駆的な「腸呼吸」に関する取り組みについてお話しいただきます。さらに、笹井雅夫先生には、「重症心不全に対するヒトiPS細胞を用いた心筋再生医療法の開発の軌跡と期待」と題し、大阪大学における基礎研究から臨床応用に至るまでの長い道のりを、ブタを含めた基礎実験を通じてどのように発展させてこられたのか、その貴重な経験をお話しいただきます。また、近年世界的に注目を集める異種移植を題材に、清水章先生から「大動物を用いた初期異種移植実験の病理解析の経験から学ぶ」と題して、ブタを用いた実験病理学の理解をさらに深めるご講演を賜ります。
- 本研究会が、分野を超えた研究連携をさらに深化させる契機となり、参加者の皆様にとって実り多い情報交換と意見交換の場となりますことを、心より願っております。
- 会 期
- 2025年11月21日(金)13:00~18:00
2025年11月22日(土)9:00~12:00 - 会 場
- 明治大学グローバルフロント1階多目的室
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1丁目1 - 懇親会
- 2025年11月21日(金)18:30~20:30
明治大学紫紺館レストランフォレスタ椿山荘6階ラウンジ
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-22-14 - 参 加 費
- 7,000円(懇親会参加費として別途5,000円を申し受けます)
- 世話人会のご案内
- 下記の通り世話人会を行います。ご多忙とは存じますが、ご出席いただきたくお願い申し上げます。
(日時)2025年11月21日(土)8:15~9:00
(場所)駿河台グローバルフロント17階 C5会議室 - 【 世話人会のお知らせ 申込書・委任状PDFダウンロード 】
- 参加申込
- 申込書に必要事項をご記入のうえ、11月13日(木)までに、事務局までメールをお送りいただくか、FAXでご返信ください。本研究会は参加申し込みの有無にかかわらず、研究会・懇親会共に参加いただくことは可能ですが、参加人数把握のために、申込書へのご記入、ご返送をお願い致します。
- 申し込み時の情報は、本研究会に関わる連絡にのみ使用させていただきます。
本研究会における「研究会参加費用」の課税区分につきましては、当研究会が営利目的とした事業者ではないことから「非課税」となります。また適格請求書発行事業者ではございません。 - 【 参加申込書PDFダウンロード 】
- 会場までの交通案内

- 【明治大学駿河台キャンパス 最寄駅からのアクセス】
■JR中央線・総武線/御茶ノ水駅(駅番号:JC03・JB18)下車徒歩約3分
■東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅(駅番号:M20)下車徒歩約3分
■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅(駅番号:C12)下車徒歩約5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅(駅番号:I10・S06・Z07)下車徒歩約5分 - 当センターには、利用者様向けの駐車場はございませんので、公共交通機関を御利用下さいますようお願い申し上げます。
- 演者の方へ
- 発表時間は、シンポジウム1は口演・質疑応答を含めて計13分、シンポジウム2~4は口演・質疑応答を含めて計15分です。時間厳守でお願い致します。発表30分前までに、発表者受付(受付デスク横)にお越しください。発表は、パソコンとプロジェクターを用いたものとさせていただきます。USBメモリーをお持ちいただくか、PC本体をご持参ください。メディアを介したウイルス感染の事例がありますので、最新版のウイルス駆除ソフトで予めチェックしてください。
- PC本体をお持ちいただく場合は、電源アダプターを必ずご持参ください。また、用意しているPCケーブルコネクターの形状はHDMIです。この形状に変換するコネクターを必要とする場合は、必ずご自身でお持ちください。無線LAN設定、スクリーンセーバー、省電力設定、ウイルスソフトなどのタスクスケジュール、ログオフ設定、パスワード設定など発表の妨げになる設定をご自身で予め解除していただくようお願いいたします。
- 企業展示のご案内
- 本研究会に協賛いただく企業の展示ブースを設けますので、ぜひお立ち寄り下さい。
- 演題募集
- 「①関連施設紹介」「②先進医工学ブタの開発」「③先進医工学ブタを用いた各種応用研究」「④実験動物の生産・供給」について幅広く募集いたします。ご応募いただいた演題につき、シンポジウム・一般演題(指定・公募)によりご発表いただく予定です。
- 演題募集期間
- 2025年9月22日(月)~10月24日(金)
- 研究会HP
- http://ikougakubuta.sakura.ne.jp(随時内容をアップデートいたします)
- 演題応募方法など
- ●演題名、発表者の氏名と所属を添えて、xenotoiawase@gmail.comまでメールでご応募下さい。
●要旨の原稿はA4判縦1頁(余白上下左右全て25mm)で作成下さい。
●日本語はMSゴシック、英数字はArial(英数字は半角を基本)、フォントサイズ12Pで作成してください(演題名と氏名・所属を含む)。
●原稿を頂戴した後、最終的な体裁の調整をさせていただくことがございます。 - 事 務 局
- 日本先進医工学ブタ研究会事務局
〒890-8520 鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
鹿児島大学先端科学研究推進センター 生命科学動物実験ユニット 大動物研究推進部門内
事務局 清水健哉 (E-mail: xenotoiawase@gmail.com TEL: 099-275-5496 FAX: 099-275-5502)






